JR室蘭本線(長万部・室蘭~苫小牧)

路線の特徴

  • 室蘭本線は長万部~東室蘭~苫小牧~岩見沢を結ぶJR北海道の路線。東室蘭~室蘭の支線を有する。
    東室蘭からの支線はいわゆる盲腸線で支線区間は全列車が普通となる。

  • 北海道の主要路線の一つで、特急列車、貨物列車を中心に多くの列車が走っている。
    全区間太平洋沿いを運転していて、函館本線の長万部~小樽の「山線」に対してこの区間を「海線」と呼ぶことがある。
    長万部~東室蘭の区間には日本でも有数の活火山である有珠山があり、噴火活動によって運転中止になることがある。

  • 室蘭駅は天然港湾の室蘭港に近く、古くは石炭の積出港として栄えた。
    特に道内の産炭地から本州への石炭輸送需要や、室蘭の製鉄所での石炭需要は高く、石炭輸送全盛期は山手線をしのぐ日本一の黒字路線でもあった。

  • 現在は札幌~函館を結ぶ特急『スーパー北斗』『北斗』、札幌~室蘭を結ぶ特急『すずらん』がこの線区を走る。

  • 苫小牧~東室蘭・室蘭までが電化区間で、東室蘭から長万部方面は非電化区間となっている。
    なお、普通列車はほぼすべてが気動車によるワンマン運転となる(東室蘭~室蘭は『すずらん』車両で普通列車が運転されることもある)。

  • 豊浦~静狩は集落から離れトンネルが連続することから、電波が入りにくい区間となっている。
    特に小幌駅は結構長めのトンネルに挟まれており、特急に乗車しているとあっという間に通過してしまうためリンクがしにくい駅である。
    静狩駅か礼文駅からレーダーを使って確実にリンクを狙った方が取りこぼしがなくて済む。

駅メモ路線情報

運営者 登録駅数 単独登録駅数 路線記号 ラインカラー 現/廃区分
JR北海道 34 32 H(本線)
M(支線)
  現役
駅メモでは支線を含めてアクセスする必要がある。

駅一覧

本線

駅番号 駅名
えきめい
備考 接続
JR函館本線森・函館方面直通
H47 長万部
おしゃまんべ
難読駅
駅弁「かなやのかにめし」が有名
JR函館本線(函館~長万部)
JR函館本線(長万部~小樽)
H46 静狩
しずかり
   
H45 小幌
こぼろ
いわずとしれた秘境駅
特急乗車中のリンクが困難
 
H44 礼文
れぶん
   
H43 大岸
おおきし
   
H42 豊浦
とようら
   
H41 洞爺
とうや
洞爺湖温泉の最寄駅  
H40 有珠
うす
   
H39 長和
ながわ
   
H38 伊達紋別
だてもんべつ
洞爺湖温泉方面へのバス接続あり  
H37 北舟岡
きたふなおか
   
H36 稀府
まれっぷ
難読駅  
H35 黄金(北海道)
こがね
   
H34 崎守
さきもり
   
H33 本輪西
もとわにし
   
H32 東室蘭
ひがしむろらん
  支線接続(室蘭方面)
H31 鷲別
わしべつ
   
H30 幌別
ほろべつ
   
H29 富浦(北海道)
とみうら
   
H28 登別
のぼりべつ
登別温泉の最寄駅  
H27 虎杖浜
こじょうはま
   
H26 竹浦
たけうら
   
H25 北吉原
きたよしはら
   
H24 萩野
はぎの
   
H23 白老
しらおい
   
H22 社台
しゃだい
白老ファームの最寄駅  
H21 錦岡
にしきおか
   
H20 糸井
いとい
   
H19 青葉
あおば
重巡とは全く関係ない  
H18 苫小牧
とまこまい
  JR室蘭本線(苫小牧~岩見沢)
JR千歳線
JR日高本線
JR千歳線千歳・札幌方面直通/JR室蘭本線岩見沢方面直通

支線

駅番号 駅名
えきめい
備考 接続
伊達紋別・長万部方面直通/登別・苫小牧方面直通
H32 東室蘭
ひがしむろらん
  本線接続
M33 輪西
わにし
   
M34 御崎
みさき
   
M35 母恋
ぼこい
毎年5月に「母の日記念乗車券」発行
地球岬の最寄駅
 
M36 室蘭
むろらん
室蘭フェリーターミナル最寄駅  

廃駅

  • 旭浜(長万部~静狩間、2006年3月18日廃止)
    • 信号場として開設し、長万部~静狩の複線化によって仮乗降場、民営化で駅になった。駅舎がない2面2線だったが利用者僅少で廃止。
      室蘭本線経由で道央(札幌周辺)と道南(函館周辺)を移動する際の乗車券には「旭浜」と表示されていて、利用者が少ない駅の割りに目にする機会が多い駅だった。

  • 豊泉(大岸~豊浦間の旧線、1968年5月15日廃止)
    • かつて大岸~豊浦間が単線だった頃の中間駅。1線スルーのスイッチバックを持つ信号場から昇格した駅で、複線化で路線が付け替えられたことで廃止。

すでに終了したイベントの対象駅


こぼれ話

小幌駅

  • 小幌駅は秘境駅として有名で、名前を知っている人も多いはず。
    昭和18年9月25日に旅客扱いもする小幌信号場として開設されたのが始まり。
    昭和42年に信号場としては廃止、仮乗降場になった。
    昭和62年の民営化時に駅に昇格。平成2年まで営業キロは設定されていなかった。
    元々は礼文華山トンネル(室蘭方)と幌内トンネル(長万部方)との行き違い設備として設置された信号場で、開設当初は人員配置があった。
    町営キャンプ場や海水浴場が設置されていたこともあり、信号場としての役目を終えてからも仮乗降場として存続。長万部方のトンネルが新辺加牛トンネルに付け替えられているが、開業当初から同じ場所に位置している。

  • かつては小幌の仙人と呼ばれる男性が駅に住んでいた(?)が、現在は亡くなっていて正真正銘の無人駅となっている。

  • 旧国道36号から駅に至る道はあったが、旧道自体が野に還っているので現在は徒歩で駅に入ることはできず、車でも行くことはできない。

  • 鉄道ファンとわずかな釣り客、山菜採取客、参拝客(岩屋観音がある)が利用するだけの利用者僅少駅で度々廃止が取り沙汰されているが、地元の豊浦町が「秘境駅」を売りにPRした結果、駅として存続している。
    秘境駅というよりも、到達困難駅というべきかも。

母に恋する「母恋駅」

  • 室蘭市には「母恋」(ぼこい)という地名があり、ここに母恋駅がある。
    アイヌ語でこのあたりを「ポクセイ・オ・イ」と言っていて、意味は「ホッキ貝のあるところ」。これが転じて母恋になったといわれている。
    これにちなんで母恋駅では「母恋めし」というホッキ貝の駅弁が販売されている。
    母に恋するから転じて、毎年母の日のある5月には駅はカーネーションで彩られ、記念入場券「母の日記念乗車券」(母恋→東室蘭の乗車券)が販売される。

室蘭は観光入場券が3枚ある!

  • 室蘭市にある駅は崎守~東室蘭と東室蘭~室蘭で、観光入場券を有しているのは室蘭駅と母恋駅。
    母恋駅は地球岬の最寄駅で、地球岬の絵が描かれた観光入場券がある。今は母恋駅は無人駅のため、室蘭駅か東室蘭駅で購入することになる。
    室蘭駅では旧駅舎と新駅舎の観光入場券がある。旧駅舎は準鉄道記念物に指定されている建物で現存している。
    いずれの切符も硬券であり、訪れた際にはぜひ手に入れてはいかがだろうか。

  • 最終更新:2016-12-25 02:06:43

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